こんにちは、市川 茉里子です。
今日のテーマは「不幸になる人生脚本とアダルトチルドレン」です。
ちょっと難しい言葉ですよね~。
しかもなんだか怖そう。
なので、「なるほど!わかった!」ってならなくてもだいじょうぶです。
なんとなく、「そんなのがあるんだ~。」くらいでいいので、気楽な気持ちで読んでみて下さいね。
不幸になる人生脚本の作られ方
人間の赤ちゃんは、1人では何もできない状態で生まれてきます。
赤ちゃんの頃は、親になんでもやってもらわないと生きることができません。
赤ちゃんから始まる子供時代は、親からの愛情がないと生き延びることができません。
余談ですが、赤ちゃんって、愛くるしい見た目をしていますよね。
親から愛情を注いでもらえるように、人間を含め動物の赤ちゃんは愛くるしい見た目になるように作られているそうです。
愛情を注いでもらえないと生き延びることができないわけですから、子供にとって親から愛されるということはとても重要なことです。
親から発信される自分への色々なメッセージをすべてそのまま受け入れます。
問題になるのは、親から否定的なメッセージをたくさん与えられた場合です。
少しずつ自我が芽生えて成長していく時期に、親からの否定的なメッセージを与えられたとしても、子供はそれを正しいメッセージだと受け取ろうとします。
自分に愛情を注いでもらえないと生きていけないので、無意識の内に、親に合わせた判断をしてしまうのです。
そうすることで、子供は生き延びようとするのです。
不幸になる人生脚本というのは、このようにして親からの愛情を得るために身につけた、生き延びるための作戦のようなものです。
否定的なメッセージと不幸になる人生脚本との関係
例えば、すぐ怒る親に育てられた子供は、何か言うと怒られるので愛してもらえないと危機感を抱いて、「なにか言うと怒られる。だから言わないようにしよう。」と作戦を決めてしまいます。
すると、「自分の意見は人に言ってはいけない。」という不幸になる人生脚本を作ってしまいます。
支配的な親の言うことを聞いていればかわいがられた子供は、親の言うことを聞かないと愛してもらえないと危機感を抱いて、「いつも親の言うことを聞くいい子でいよう。」と作戦を決めてしまいます。
すると、「いつも人に合わせていい人を演じてしまう。」という不幸になる人生脚本を作り上げてしまいます。
親が完璧主義で、子供ががんばってもその努力を認めず、「もっと!」とか「まだまだ。」など、さらに努力を求めるようなメッセージを与え続けるとどうなるでしょうか?
子供はがんばったことや努力したことを喜ぶことを知らないまま、がんばり続けることで親の期待に応えようとします。
すると、「自分はいつもがんばらないといけない。」という不幸になる人生脚本を作り上げてしまいます。
ここに書いたのは様々不幸になる人生脚本の一例です。ほかにも色々なケースがあります。
一旦、不幸になる人生脚本が作り上げられると、心の奥底に深く刷り込まれてしまいます。
そのまま大人になるとアダルトチルドレンに
子供の頃に作り上げられた不幸になる人生脚本は、大人になると、様々な生きづらさの原因となってしまいます。
自分の気持ちや意見がわからなくて、いつももやもやしてしまう。
いつもいい人を演じてしまい、疲れてしまう。
自己肯定感が低く、自分はダメだと思ってしまい苦しい。
このようなお悩みを抱えている状態になってしまいます。
子供の頃の生き延びるための作戦が、大人になってからの生きづらさにつながってしまうなんて、怖いですね。
このように、不幸になる人生脚本を持ったまま大人になって生きづらさを抱えた人たちのことを、アダルトチルドレンといいます。
最後に
不幸になる人生脚本がアダルトチルドレンになる原因となっているということは、なんとなくイメージしていただけたと思います。
ここまで読んでいただけたあなたは、今抱えているお悩みを解決する準備が整っています。
カウンセリングでは、様々なセラピーを使いながら今あるお悩みを少しずつ楽にしながら、あなたの不幸になる人生脚本を一つ一つ手放していくお手伝いをしています。
不幸になる人生脚本を手放せると、これからの人生を楽しみながらすごしていけるようになります。