ストレスは、いつの間にか忍びよってきます
こんにちは、市川 茉里子(まりこ)です。
今回は、「ストレス」についてお話したいと思います。
そもそも、ストレスって一体なに?
正体がわからないけど、確かに存在している、いやーな感じ・・・。
例えば。
近所で知り合いに会って挨拶したけど、無視された・・・?。
こんな時、あなたならどう思いますか?
「私、あの人に嫌われてるのかな?」
「なんか、バカにされているのかな?」
「挨拶したのに、返事しないなんて失礼な人!」
家に帰って来てから、なんかモヤモヤ・・・。
そのモヤモヤの正体は?
「私、あの人に嫌われてるのかな?」→不安
「なんか、バカにされているのかな?」→自己否定
「挨拶したのに、無視するなんて失礼な人!」→怒り
では、このモヤモヤを感じた時、あなたはどんなことを考えますか?
「私、あの人に嫌われてるのかな?」→私の挨拶の仕方が悪かったのかも。
「なんか、バカにされているのかな?」→次からは、もっと感じよく挨拶すればいいのかな。
「挨拶したのに、返事しないなんて失礼な人!」→また無視されたら、なんて言ってやろうかな。
などなど、あれこれ考えてクヨクヨしたり、イライラしたり。
その内、こんなことでクヨクヨしてしまう自分ってダメだなぁ、イライラ怒りっぽい自分ってどうやればやめられるんだろうと、自分を責め始めたりしてしまいます。
クヨクヨ、イライラ、そして自分責め・・・。
ストレスってこんな感じでいつもあなたに忍び寄ってくるんです。
ストレスを感じるほど重要な出来事は、案外少ない
今回の出来事は「知り合いに挨拶したけど、無視された。」です。
無視した理由はいったいなんだったのでしょうか?
たまたま、考え事をしていたかもしれません。
朝、出かける前に夫婦ゲンカをして、機嫌が悪かったのかもしれません。
コンタクトを入れ忘れて、あなたが見えていなかったのかも(笑)
正解は「あなたにはわからない。」です。
その答えは、その知り合いにしかわからないことです。
正解がわからない出来事にたいして、ストレスを抱え込むって・・・。
なんだかなー。
よく考えたら、ちょっとバカバカしくないですか?
良いも、悪いもないんです!
なにしろ、正解がわからないんですから!
私たちの周りで起きている出来事って、けっこう取るに足らないこともたくさんあります。
その一つ一つに、ストレスを抱え込んでいたら、身が持ちません。
ストレスを抱え込まないようにする3点セット
じゃあ、出来事にたいして、ストレスを抱え込まないようにするにはどうすればいいのか?
実は、特効薬とも言える3点セットがあります。
その3つとは・・・。
①出来事に対してのとらえ方を自覚する。
「え?私、あの人に嫌われてるのかな?」
「なんか、バカにされているのかな?」
「挨拶したのに、返事しないなんて失礼な人!」
あなたが、もしこんな風に感じていたとしたら、無視されたことに対して、自分はこんな風にとらえるんだということを、まずは自覚しましょう。
②そのとらえ方によって引き起こされる感情を否定しない。
今回の場合、出来事に対して引き起こされた感情は「不安・自己否定・怒り」でした。
不安・自己否定・怒り、どれも自分にとって嫌な感情です。
人は嫌なものは避けたい生き物なので、見えないように箱にしまって蓋をしようとします。
考えないように抑え込んでがまんしたり、気持ちを切り替えようとしてみたり・・・。
いつもなら、そうしてしまうところですが、否定せずそのまま感じましょう。
③嫌な感情を自分で受け入れてあげる。
嫌な感情は、あなたの中から自然に湧いて出てきちゃうんです。
がまんしたり切り替えようとしても消えません。
嫌な感情が湧いた時は、自分の心にこう言ってあげて下さい。
「不安で嫌だったね。」
「自分を否定しちゃって辛かったね。」
「腹が立ってイライラしたね。」
こう言ってあげることで、あなた自身の心が自分の嫌な感情を受け入れることができます。
自分の心で受け入れた時、あなたは嫌な感情がスーッと軽くなるのを感じるはずです。
次に嫌な出来事があった時にうまくスルーできたり、気になったとしても、そんなに重要なことじゃないと思えるようになってきます。
自覚する・否定しない・受け入れるの「3点セット」ができると、ストレスを抱え込むことが確実に減ります。
3点セットを常備して、ストレスから自分を守りましょう!
3点セットは、どんな人間関係にも使えます。
職場、友人、恋愛、夫婦、親子、近所つき合い、趣味の集まりなどなど。
私たちは日々、あらゆる場面で人と関わりながら生活しています。
人と関わっている以上、嫌な出来事はゼロにはなりません。
なので、ストレスもゼロにはなりません。
「ストレスは万病のもと」とも言われています。
ストレスをなるべく抱え込まずに、毎日を穏やかに楽しい気分で過ごせるようになりたいですね。