「やらなきゃ」思考と「やりたい」思考




こんにちは!市川 茉里子(まりこ)です。


年末の3日間、風邪で熱を出して寝込みました。

寝込んでみると、普段、何気なくできていることができなくなります。

歯を磨いたり、顔を洗うのも、しんどくて全然気持ちよくない。

ごはんを食べてもおいしくないし、しんどくて買い物にも行けないし、ごはんを作る元気もない。

お風呂に入ってさっぱりすることもできない。


昨日の夜、ようやく熱が下がって今朝はスッキリした気分で目が覚めました。

やったー、やっと体調が戻った!と喜んだ次の瞬間、色んな事をやりたいと思っている自分に気が付きました。

歯を磨いて顔を洗おう!

天気もいいし、洗濯もしよう!

あー、朝のコーヒーがおいしいな!

今日の夜は、久しぶりにごはんを作ろう!

次々と、「やりたい」ことが頭に浮かんで来ました。

健康な時には見過ごしていたけど、日常の小さなことでも、「やりたい」と思ってやると、こんなにも心軽く、喜びを感じながらできることが新鮮で、同時にありがたいことだなと思いました。

「そうかぁ、やりたいと思ってやることで、喜びや感謝を感じることができるんだ。」と、再認識した気分になりました。




ついでと言っては変だけど、年末ということで、今までの人生で「やりたい」ことに取り組めたかどうかも振り返ってみました。

思えば、人生の多くを、「やらなきゃ」という視点で物事を見ていたと思います。

社会人として、このくらいはやらなきゃいけない。

妻として、このくらいはやらなきゃいけない。

母として、このくらいはやらなきゃいけない。

我ながら、色んなことをがんばっていたなと思います。


「やらなきゃ」視点に立っていると、色々な事に一生懸命に取り組むけれど、やってもやっても満足感が得られていなかったと思います。

なんか報われない感じがいつもしていました。


「やりたい」視点に立つと、小さなことでもできたことが素直にうれしくて、幸せや喜びを感じられるし、自分や自分の周りの環境に感謝の念がわいてきます。

こんなことができた、すごい!

わぁ、ありがとう。

次もきっとできるよね。


小さなことでも、できることがどんどん増えて、自分らしく生きている感覚を感じることができます。


思えば、「やらなきゃ」思考から「やりたい」思考に変わることで、働き方や、お金の使い方、人との関わり方、全てにおいて大きく変化がありました。

思考が変わると、見え方がちがってくる。

形としての完成度や美しさよりも、作り上げられる課程に興味が湧いてくる。

与えられる豊かさも大切だけど、自分で手にする小さな豊かさも貴重に思える。

自分がやりたいことが頭の中にイメージされていると、考えることや行動が、自然とそっちに自分を連れて行ってくれるように思います。



やらなきゃ思考からやりたい思考に。

寝込んだことで、改めて気づけたことに感謝です。

風邪で熱が出たのはしんどかったけど、自分の事を深く振り返る年末の過ごし方も、いいなと思った今日一日でした。