カウンセラーが、心の変化を感じた話


こんにちは、市川茉里子(まりこ)です。

ついこの前、年が明けたと思っていたら、早くも10日経とうとしていますね。



少々、遅めになりましたが、明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。




今回は、カウンセラーである私自身が感じた心の変化についてお話したいと思います。








昨年の暮れ、思い切って母に2人旅を提案、年末年始の帰省の際、母と2泊の温泉旅行に出かけました。

私は、ずっと長い間、母に対してどこか苦手意識がありました。

「親は大切にしよう。」という気持ちもあって、定期的に帰省はしていたものの、心理的な距離は近付かないようにしていました。

たまに近付くと、タイミング悪かったりして、後悔することしばしば・・・。

その度に、「やっぱり、母が苦手だ。」という気持ちを強くしていました。


2人で旅行に行って、同じ部屋に泊まる、2人で一緒に温泉に入る・・・、なんてことは、私が最も避けてきたことです。

今回、2泊してみて、避けていた事がなんだったのかが、改めてよくわかりました。



心のどこかで、「母に否定される。」と思って、恐れて避けていたのです。






子供の頃の私は、

こんなことしたらだめかな?

こんなことしたら怒られるかな?

どうやったら、否定されずに済むかな?

いつもそんな風に思っていました。



そこには、いつも母が立ちはだかっていました。



テストの点数が80点だったら怒られる。

100点取れて当たり前、習ったんだから。

お母さんは忙しくて大変なんだから、機嫌が悪い。

私が手をかけさせちゃいけない。

わたしが助けなきゃいけない。


勉強ができて、よくお手伝いして、口答えしないいい娘でいたら、否定されない。

母の機嫌が悪いと、何がダメなのかな、もっと頑張らなきゃダメなのかな。


そんな風に自分を縛り付ながら、私はいつの間にか、自分を出せない生きづらさを抱えながら成長しました。




母だけではなく、家族、友人、仕事など私の周りの全ての人と、心理的に近づくことが苦手でした


色々な人との関わりの中で、なんだか自分が間違っている気がする。

いつも、同じようなことで人に気を遣って疲れてしまう。


すぐにストレスが溜まり、落ち込んだり体調を崩すことが頻繁にありました。





今回、母と2人きりの時間を過ごすことで、大きな心境の変化がありました。


母は母で、あの頃必死で生きていたんだ。

私を遠ざけようとしていたわけではない。

むしろ、遠ざかっていたのは、私自身かもしれない。


すると、




自分を縛りつけているものからもう解放されよう。

大人になってから、少しずつ手放しては来たけど、もう解放されよう。



そんな考えが、むくむくと湧き起こってきたのです。


自分の気持ちを大切にしていいよ。

自分のやりたいことを大切にしていいよ。

自分の言いたいことを言っていいよ。

自分らしく、自分のために生きていいよ。

自分の人生を、自分のために生きていいよ。

自分で自分の幸せを自由に掴んでいいよ。



ずっと避けていた「否定されるかもしれない。」という心の呪縛から、解放されていい許可を自分に与えられた気がします。


固まっていた苦手意識がすーっとほぐれて、自分の心が、雲一つない青空に広がって行くかのような自由を感じました。





心の自由、伸び伸びした魂。

その先には、本当の愛や感謝がある。


年始の2泊の旅行で起きた、私の心の変化でした。


2025年、いい年になる予感がします。



なぜか生きづらさを感じる時、小さい頃を振り返ってみて下さい。


根本的な原因になっている何かが見えるかもしれません。



みなさんにとっての2025年も、いい年になりますように・・・。






最後までお読み頂きありがとうございます。